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Alarmins

Toward Indentification

of the Effector Molecules

Project 1

Projects

私たちの目標は…

 

がんを臓器として捉え、がん・免疫・炎症という3つの事象が織りなす病態を時間軸と空間軸の中で解き明かすこと

 

研究を始めるにあたり、私たちが最初にしたこと…

 

がんという臓器のなかで日常的に交わされる「ことば」を探し求めました。プロテオミクス解析によって、超微量のことばAlarminを発見したのです。 (Project 1)

 

非自己としてのがん、自己としてのがん。

がんという臓器には、免疫細胞が存在しています。

私たちは「自己としてのがん」に果敢に立ち向かう細胞集団に着目しました。自然リンパ球(ILC)です。

 

がんと戦うILC1、アレルギーを起こすILC2さらに炎症という嵐を起こすILC3…

私たちは、自然リンパ球が生まれ育ち、やがて死を迎える旅を明らかにしたいと考えています(Project2)。

 

臓器としてのがんには、炎症の嵐が吹き荒れています。あるときは穏やかに、時には荒れ狂うばかりに。

炎症のメインエンジンはインフラマソームという細胞内のタンパク質複合体が担っています。

インフラマソームの活性化は、コアな分子機序が明らかとなっていますが、その制御メカニズムはいまだ謎に包まれています。私たちはこの謎に挑んでいます(Project 3)

がんの微小環境を制御するAlarminの役割と 病態への関与

April 02, 2017

Alarminは組織障害や感染によって細胞外に放出され炎症を起こしますが、がん組織においても多彩な免疫応答を起こすことが明らかとなってきました。正常細胞におけるAlarminの役割を解明しながら、悪性化におけるAlarminの謎に挑戦しています

自然リンパ球による炎症制御機構の解明と病態への関与

March 31, 2017

​自然リンパ球(ILC)は抗原受容体を欠く新たな細胞として、2010年に発見されました。私たちはILCの分化や細胞死を追求しています。さらに、酸化ストレスやプロスタグランジンによるILC制御の謎に挑み、アレルギーや炎症のメカニズムに迫ります。

インフラマソーム複合体の新たな調節機構と病態への関与

May 14, 2017

がん組織と炎症は密接な関係にあります。組織における炎症性メディエーター放出と免疫細胞の活性化が炎症を加速していますが、その中心にあるのが炎症複合体インフラマソームです。私たちはインフラマソームの活性化の鍵となる、分子メカニズムを探求します。

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東北大学 医学系研究科 がん病態学分野

© 2017 Tumor Immunobiology

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